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大いなる「しかし」

- 2004年1月18日 -

 村仲 俊朗 師

イザヤ 60:1-3

 「起きよ。光を放て。」・・・尾山令仁師の現代訳聖書では、「わたしの民は立ち上がり、あなたの光を輝かしなさい。」となっています。今日、あなたには、立ち上がる力が備えられていますか。「明らかにされたものはみな、光だからです。それで、こう言われています。

●「眠っている人よ。目をさませ。死者の中から起き上がれ。そうすれば、キリストが、あなたを照らされる。」」(エペソ5:14)

 輝く光はイエス様が照らして下さいます。その前に私たちは目を覚まし、立ち上がる必要があります。では実際に私たちはどうすれば良いのでしょうか。

 聖書に登場する二人の人物を取り上げてみましょう。まずアブラハム(アブラム)です。彼がベテルでおいのロトと別れた後、主がこう仰せられました。
●「さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい。わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたとあなたの子孫とに与えよう。」(創世記13:14-15)

 事実そのようになっていくのですが、神様からのプレゼントを受け取るには、自分の足元を見つめるのではなく、「目を上げる」ことが必要でした。
 イエス様の十二使徒の一人、マタイ(レビ)は、人々から税金を搾取する取税人でした。その日も彼は仕事場に座って、いつものように下を向いてお金の勘定をしていたことでしょう。そこへイエス様がやって来られました。「イエスは、そこを去って道を通りながら、収税所にすわっているマタイという人をご覧になって、「わたしについて来なさい。」と言われた。すると彼は立ち上がって、イエスに従った。」(マタイ9:9)ルカの福音書では「するとレビは、何もかも捨て、立ち上がってイエスに従った。」(5:28)・・・と記されています。自分の過去の何もかも捨て去って、イエス様のお言葉に従って「立ち上がる」ことで、全く新しい人生が神様からの一方的なプレゼントとして与えられたのです。

 アブラハムは、いっしょに旅をしてきたおいのロトに、「どこもよく潤っていた」良い土地を与えて彼と別れた後でした。「しかし」彼は「目を上げ(目を覚まし)」ました。マタイは皆から嫌われて軽蔑されていた取税人でした。「しかし」彼は「立ち上が」って使徒となっていきました。私たちの信仰生活には、時として、この「しかし」が必要になる時があります。こんな夢がある、幻を与えられた・・・でも自分には、隠して伏せておきたい失敗や苦い経験がある・・・ここで塞ぎ込んでしまってはいけません。ちょうど写真を撮る時にレンズにキャップをつけたまま、シャッターを切ろうとするのと同じで、ビジョン(夢、幻)は形をとって見えないままで終わってしまいます。「しかし」主にあって「目を上げて(目を覚まして)」「立ち上がる」のです。そしてイエス様の「わたしについて来なさい。」に応答しましょう。たとえ嵐に襲われても、「風や湖までが言うことをきく」お方がいっしょです。恐れずに信仰の船を出しましょう。そして大きなビジョンほど、実現したときにたとえようもない喜びが待っています。

●「わたしはおまえの名をてのひらに入れ墨した。」(イザヤ 49:16,リビングバイブル)

 主はいつもいつもあなたのことを覚えておられます。過去にどんな罪や失敗があっても、イエス様に立ち返り、へりくだって、イエス様に差し出すなら、十字架の贖いと赦しが待っています。十字架の御業の後には、私たちには、地の果てまで福音を述べ伝える務めが待っています。そんな大きな事を、この私が??・・・大丈夫。
●「あなたがわがしもべとなって、ヤコブのもろもろの部族をおこし、イスラエルのうちの残った者を帰らせることは、いとも軽い事である。わたしはあなたを、もろもろの国びとの光となして、わが救を地の果にまでいたらせよう」(イザヤ 49:6、口語訳)

 「いとも軽い事」と主は言われるのです。

●「まことに、御怒りはつかの間、いのちは恩寵のうちにある。夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。」(詩篇 30:5)

 困難な状況、試練、つまずき・・・私たちの人生にはさまざまな事が待ちかまえています。何事も一足飛びに越えられるものはありません。「しかし」イエス様をしっかりと見上げて、一歩一歩歩んでいく時、私たちはいよいよ整えられて、神の栄光を現し、解放された喜びを高らかに宣言する者となっていくのです。


「光よあれ」とおっしゃった主イエス様、こんな自分、厳しい現実、恵まれない境遇。「しかし」信仰の一歩を踏み出します。聖霊様が豊かに臨んで下さって、私たち一人一人に立てられた素晴らしい御計画を成就させて下さい。御名によって祈ります。アーメン。

 2004年1月24日更新

 

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