大鹿との遭遇!
 
 人生、出会いが大切…と言いますが、人それぞれにいろんな出会いがあります。今回は、私の娘とその友人、千明、この2人の日本人のとっても貴重な体験というか、遭遇事件を振りかえってみたいと思います。

 2人は、その日、いつものように教会の日曜礼拝に出席しようと、バンフの教会の礼拝堂に入った。誰からか、「鹿が2頭、駐車場に来ているよ。」との声。そこで、カナダに来たばかりの2人は喜び勇んで駐車場へと向かった。特に、動物好きの千明の心は期待ではじけんばかり、かつては、あの奈良公園の鹿君たちと一緒に戯れたあの感動が、彼女の心を支配していたのであった。

 「♪ フン、フン、フン、しかのフン ♪」と口ずさみながら、礼拝堂を出ると、いるわいるわ、2頭。しかもその体格たるや、牛かな、と思えるくらい、たくましい。「しかし、たかが、鹿だ。」と自分に言い聞かせ、鹿の頭に手をぽーんと「よっ、はじめまして。またよーく太ってるじゃん!!」・・・と、そのことばにその大鹿がプライドを傷つけられたのか、今までに良いとこのお嬢さんのように草を食べていた鹿が、鼻息も荒く千明に頭から突進。

ものすごい衝撃に我を失ったかに見えた千明、何を思ったか、鹿に「あっち向いてほいっ!」をやった。不意をつかれた鹿は条件反射的に「あっち」を見た。その一瞬のすきをついて千明は、ただ震えながら見ている私の娘のところまで脱出してのけた。まさに神わざであった。

 でも、千明の腰と胸には今でもはっきりと青あざが残っている(勿論、私が見たわけではないが・・・本人談による)。皆さん、あの鹿は、バンビとは全然違う。まさにワイルド・野生そのもの、ご注意あれ!

・・・聖書のひとこと・・・
 「利口な者は自分の歩みをわきまえる。」(箴言14:15)


 

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