目が点に・・・!
 
 ショッピングストアーで最近よく目にする光景が、花束を購入する人々。老若男女を問わず、いろんな方々が…、ある人は満面に笑みを浮かべてその花束を片手に持って、思い出つくりに出かけて行く。花屋さんでなくても、こんなに手軽に、しかも、かなり多くの種類の花が並んでいる。カナダはイメージとして針葉樹林がまず浮かんで来るのが常だっただけに、幾分ほっとした。…と、たまには情緒豊かな意見も言うところを記事にしたかった下心のある牧師、昨年12月に妻がカナダに来て、ショッピングセンターに並べてある花を見て、思い出し笑いをしてしまった。そう、そこにある花束、なんと22年前、その時の花束とそっくり。

 当時、私も妻もほんと若かった。決して忘れもしない、5月9日の昼下がり、彼女へのプロポーズも兼ねて、誕生日に花束を、ということで(予算の関係で・・)、近くの花屋に入った。目の前に飛び込んできたキュートな、そして愛らしいコンパクトな花束、予算的にもぴったり。「おお神よ感謝します!」新聞紙で包もうとしたおばさんに、「できるだけきれいな包装紙で包んで!」という私のリクエストになぜか不思議そうな顔をして包んでくれた。おばさんを後にして、途中、渡す時のせりふ…「(低い声で)『これ!君に!』とか、『君にピッタリだったから!』等など」考えながら、彼女のところへ。そして、練習通りのせりふを添えて差し出した。

 《目が点》になるとは、この時の彼女の目のためにある表現と確信した。点になった目が笑い目になり、多分おかしさのため(嬉しさではないと思う)に、涙が溢れてきた。「としろうさん(私の本名)、これ『仏花』よ!」・・・・私はその時どんな会話をしたかも、どうやって自分の下宿に帰りついたかも記憶から完全に抹消されてしまっている。

 そう言えば、これだけは覚えていたっけ。花屋のおばさんが「若いのに感心ね〜」と言ってくれたこと。

・・・ちょっとキビシイ聖書のひとこと・・・
 「思慮を持つ者にはいのちが泉となり、愚か者には愚かさが懲らしめとなる。」(箴言16:22)


 

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