イエス、ウィの両刀使いの国なのだ!」
 
 テレビを購入した。これで、天気予報でも映画でも(私、ここだけの話、映画気違い)何でも見れる・・・。これが、どう工夫しても映らない。付属のアンテナを付けても応答無し、「電波はないのか〜」。しかたなく説明書を開く。これがまた分厚い。それもそのはず、英語とフランス語によるダブル説明。よく周りを見ると、ほとんどがその二ヶ国語による説明ばかり。日本語のみの国では絶対に考えられないこと、大変だなぁと感心してしまった。

 テレビの方は後で分かったが、ケーブル放送ゆえ、無料では拝見できなかった。この国はそう甘くはない。

 そういえば、その二ヶ国語表示で大失敗をしてしまったことがある。
カナダに来て間もない頃、バンフの教会で人と待ち合わせをした。カルガリーから向かう私の頭に浮かぶ目標の道路標識は、「EXIT BANFF」!
バンフへの出口目指して1号線をまっしぐら。
「ここらへんだぞ!」「見えたっ! れれっ? EXIT SORTIE?」
「SORTIEって町あったっけ!?」「まあいいや、次っ!」
「見えたっ!れれっ? EXIT SORTIE?」「またか? SORTIEって町、でっかいなぁ!」
普通ならここで気づくはず。しかし、私の頭には「カナダ=どでかい!」の方程式が先入観として入っている。3回目くらいで、冷や汗が噴出してきた。「ここで出なくては!」とあわてて出たところが、サンシャインスキー場への道。Uターンをし損なって、どんどん深みへ・・・ 。
向こうに標識が! 車から降りて近くで見ると「熊に注意!」の看板。100mを9秒切る速さで車に戻った。秋の日没は早い。牧師生活数年でこんなに真剣に祈ったことはなかった。おかげで、バンフに戻れた。メルシーボクー! 3時間遅れであった。

・・・また、参考になってしまう聖書の一言・・・
「熱心だけで知識のないのはよくない。急ぎ足の者はつまずく。」 (旧約聖書 箴言 19章2節)

 

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