タンポポ・サバイバル・ウォーズ」
 
 「たんぽぽ」・・・なんとも、のどかな響きの言葉だろうか。春の象徴のような、かわいくも、また可憐な存在の花と、少なくとも日本にいる時までは信じこんでいた。

 カルガリーに住むことが決定し、家のオーナーから「特に庭の手入れは丁寧に、近所に迷惑をかけないように“タンポポ”は発見次第、(射殺ならぬ)駆除せよ」とのお達しに、「えっ!あのかわゆい花が害虫扱い、信じられない」と心では思っても、オーナーには逆らえない。
「イエス、サー!」の勇ましい返事とともに、腕まくりをして、敵の駆除に挑んだ。

 格闘すること1時間半、「よーし、敵は殲滅せり!」戦いの後のコーヒーのうまいこと、うまいこと。
その日は心地よい疲れと共にぐっすりと爆睡するトシ牧師であった。

 翌日、にぎやかな小鳥たちの賛美と共に目覚める。
「あ〜、今日もすがすがしい1日の始まりだ!」と、目を窓の外に移したその瞬間、ポッ!ポッ!ポッ!と、まるでこちらに兆戦でもするかのように咲き誇るタンポポ。
商売柄、「許し」に富むはずなのに、「許さ〜ん、その果たし状受けてやるー。」と雄叫びをあげ、家内も見たことない真剣さでタンポポ狩りに突入。

「これで絶対に!」・・・翌朝、絶叫に変わった。「出た〜!」

 当初は「タンポポのようにたくましくなくっちゃねー。」と言っていたが、激闘の後は、思いが完全に変えられた。皆さん、いくらたくましくても人の迷惑になったらいけませんねー。

・・・また、参考になってしまう聖書の一言・・・
「この地上には小さいものが4つある。しかし、それは知恵者中の知恵者だ。」(旧約 箴言 30章24節)

「いなごには王はないが、みな隊を組んで出て行く。」(旧約 箴言 30章28節)

 

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