新婚さん、いらっしゃーい!」
 
 現在単身赴任中の私のところには、夏になってよく旅行者が訪問してくださる。しかも、新婚さんが立て続けにいらっしゃった。暑い夏がますますHotになってしまった。熱いカップルを見ていると、つい、聖なる嫉妬感(嫉妬に聖なるなんてないけれど)からか、お説教したくなってくるのは私だけなんだろうか。とにかく、せっかく新婚旅行にカナダを選んでくださったカップルに敬意を表して、1日添乗員に名乗りを挙げた「とし牧師」。明日の観光を前に、その日の夜はおりこうさんに早くから床についた。

 翌朝、若奥さんが壁の前でフリーズ状態。「苦しいことがあったら何でも・・・」という私の職業的質問をさえぎるように、「えーっ!8月なのに信じられなーいっ!ふゆってかーんじっ!」と、ギャル語で若奥さん。そうです。その日、我が家の外の温度を測る温度計は、何と、2℃を示していたのでした。

 「でも、日中は必ず、夏らしくなるよ。何といっても、わざわざ新婚さんが夏を選んで来たんだから、安心おしっ!」と励ます私でした。半袖しか用意していなかったカップルに、念のため冬用のジャケットを貸してあげ、いざ、出陣。

 「きっと、晴れる!きっと、晴れる!」呪文のように唱えながら、「右に見えますのが牧場で、牛さんがいっぱいいます。」の親切な説明に、「見りゃ、わかるジャン。」の明快な反応。「雨、降ってもいいかな」とふと心の中で思いつつ、待望のレイク・ルイーズに着く。(若奥様は、最後まで「ルーズ・レイク」と発音されていた。)なんと雪模様、10cmほど、積もっていた。

 「いやー、こういう光景は真夏にはめったにないよっ、記念にいっぱい写真撮ろうね。」と二人を励まし、次の目的地サルファー・マウンテンへ。そこも、雪景色。でも、すさまじい吹雪の後に山頂で見た見事な虹は、二人の思い出のアルバムに残る代表的な光景になったことでしょう。

・・・聖書の中の、私たちに希望を与える一言・・・

「わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない理解を超えた大いなる事をあなたに告げよう。」
(新約聖書 エレミヤ書 33章3節)

 
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