ユーモアのすすめ」
 「超新鮮なジョークを仕入れたんだけど、きみに話したかな?」
 「さあ?それ、おもしろいのかい?」
 「ああ、おもしろいよ!!」
 「それじゃ、まだ聞いていない。」

 ガッハッハッハッハ・・・。会場を笑いの嵐が駆け巡る。カナダBC州で行なわれた研修会でのこと。ジョーク研修会ではない。れっきとした牧師研修会の席上のことである。登場するメッセンジャーが、例外なく練り上げてきたジョークを連発して、聴衆の心をグッとひきつける。

 よくこんな話を聞く。日本人はスピーチを言い訳から始める。欧米人はジョークから始める。日本にいた時、テレビで『笑っていいとも』という番組があった。日本人には、笑ったり冗談を言ったりするのにも、「いいとも」と許可がないと安心できないようなところがある。たとえば、新入社員の研修会でおもしろい話を聞いても、若い人たちは笑わなかったという経験がある。「許可も無く笑ったりしたら失礼になる」と思っているからだったと記憶している。(大半は未醸造ジョークが、慢性無反応症を引き起こしたケースが多かったが・・・。)

 国際化時代の今日、日本でもこの際「笑い」を解放し、上も下も大いに笑って、ますますジョークに磨きをかけ、コミュニケーションの活性化が進んで行くことを切望している。

 先日、我が家に滞在してくださった外科医ファミリーも、「ユーモアとジョークがいかに健康と深い係わり合いを持つか」を力説してくださり、実際笑いと涙で深夜まで語り明かしてしまった。その日以来、快食、快眠、快○なのだ。笑いから生み出された体内のある細胞が、何とあのガン細胞を殺す働きをすることも発見されているそうな。

 本場アメリカの元大統領レーガンさんも、率先してジョークを発し、今も語り継がれているものが少なくない。その中の一つ。

 暴漢にピストルで撃たれて、重傷を負った共和党のレーガンさんは病院に担ぎ込まれた。幸い意識はしっかりしており、何日か経つうちに得意のジョークも言えるようになった。いよいよ手術というとき、外科の主治医はじめ何人かの医師を見渡して一言。
 「君たち、みんな共和党員だろうね!」

 まさに、この陽気さが彼の回復を早めた最大の原因の一つとなった。

 そこで、おまけのジョーク会話。
 「小池君、きみはなぜ遅刻したのかね。」
 「はい、きわめて重要な社命を帯びてアメリカに出発する夢を見ていたんです。飛行機がなかなか飛びたたず、何とかしなくてはと思っているうちに、つい寝過ごしてしまいました。」
 「佐藤君、きみは?」
 「はい。わたしは小池君を見送りに行ったのです。」

 <聖書の中の参考になる一言>
 「穏やかな心はからだのいのち。激しい思いは骨をむしばむ。」  (旧約聖書 箴言14:30)

 

 一覧  前へ 次へ