真っ暗闇に光!」
 「几帳面をコンクリートで固めたような性格で、とても片付け上手、そう、あなたは典型的なA型でしょ!」なんて、よく大間違いをされてしまう。実は、血液型はずばりA型でも、性格はかなりエーかげんな部類に入ってしまう私。片付けが大の苦手。でも、いくらなんでも散らかってきた。
 善玉Toshi:「よし、ここは心機一転、頑張るか!」
 悪玉Toshi:「慣れないことしちゃって、とんでもないこと起こるぞぇ。」
 格闘の末、僅差で善玉の勝ち。「さてと、このCD、去年からしまってないなぁ…。」


 突然、バシッと音がしたような、しないような、真っ暗闇が寝袋のようになって私を包み込んだ。ここは地下室。お気に入りの映画館も兼ねているが、停電では、まるで、大昔の深い炭坑にタイムスリップした感じだ。さっき起動したばかりのパソコンも沈黙を守っている。手探りで、出口の扉へ。「さっきの悪玉Toshiが言った通りだった。」なんて思いながら、階段を慎重に上って1階へ。妻も窓越しに外をうかがっている。街灯も、周りの家も全く息を潜めている。
 「ま、長くて一時間もすれば、回復するよ。」
 待つこと一時間半、普通なら夕食の時間も過ぎている頃、正直なお腹がアピールしてくる。しかも、暖房の切れた部屋の気温も段々と下がってくる。
 悪玉再登場:「ホラホラ、真冬の停電。そのうち二人ともラクーになるよ〜。」
なんて脅しにかかってくる。
 私:「よし、こんな暗闇は追い出そうたって、土台無理!光を歓迎しに行こう!」
 妻:「何よ、それ、」
 私:「明るいモールで外食さ。」
 妻:「賛成ッ!」
暗い中で妙に一致する夫婦である。

 近くのモールやガソリンスタンドも全滅。車を走らせながら、「掃除なんか、慣れないことするから、こうなるのよ。」なんて、お説教受けながら、「暗い話題ばっかりで、なんかスカッとすることないんかな?!」と思って、気づいた…。「しまったァ。停電ということは、信号もストップしていて、大渋滞だぞぉ。参ったな、こりゃぁ。」

 以前名古屋で、停電した時の交差点の大パニック状況が脳裏のスクリーンに映し出される。大きな騒々しいクラクション。飛び交う罵声。想像するだけでも心が益々、暗くなった。と、そこで目に入った光景。唖然とした。ただ言葉が出ず、感動を抑えられなかった。何と、ドライバー全員があの「4WAY方式」を忠実に守っている姿が目の前に映し出されたのであった。何とスマートな、紳士的な、思いやりのあるマナーなんだろうか。まさに、真っ暗闇の中でしか発見できなかった素晴らしい光の世界であった。(ちなみに、パソコンは懸命な復旧工事むなしく未だ安眠状態だし、停電も3時間以上も続いたが、そんなマイナス材料を差し引いても余りある大きな感動的光景だった。日本の皆さん!もっと、紳士淑女になりたいですね〜。)

参考になるはず!?の聖書のことば

「勤勉な人の計画は利益をもたらし、すべてあわてる者は欠損を招くだけだ。」(箴言 21章5節)

 

 

 一覧  前へ 次へ